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    議員になる前の私の気持ち 雑感日記より

    <2月4日 松林にて>

     

    今朝、穏やかな陽気に誘われて奈多松林に散歩に行きました。3年前に植林した松(「スーパー黒松」という品種)は、背丈がすでに私の身長より大きく育っていました。ここにいたるまでには、植林会のみなさんが不必要な枝を切り落として日当たりをよくするなど日頃の手入れを欠かさず行ったたまものです。手入れされた松林越しに、冬には珍しく静かな、そして美しい玄界灘の海が見えました。朝から何かすがすがしい気分となりました。
     今の松林が黒田長政公の命により作られて400年たちます。この長い年月を経た松林は既に自然の一部となっています。
     和白地区を中心とした東区が市内でも雪が少ないのは、松林が玄界灘からの厳しい風や寒さから守っているためだと言われています。私はこんな自然を生かしたまちづくりを夢見ています。未来の子どもたちのために残すべき自然を守り、新しいまちづくりと調和した「自然」を作って行きたいと思います。

     

    <2月9日 雨の日も、雪の日も・・・・ありがとう>

     

    春のような陽気で梅の花が開花したという知らせも届いています。しかし、その一方では小中学校でインフルエンザが流行しているうです。みなさん、くれぐれもインフルエンザにかからないように日頃から体調管理に気をつけてください。

     今日はある会社の朝礼に出席させていただきましたので、朝立ちは中止しました。朝立ちは、もうすぐ60歳を迎えるおじと2人で行っています。毎日6時半から8時半までの2時間、月曜日は雁の巣レクレーションセンター前、火曜日は和白駅前、水曜日は奈多駅前か和白交差点先、木曜日は三苫駅前、金曜日は新宮駅前でみなさんにご挨拶を行っています。昨年の7月から行っていますが、朝礼などでできない場合以外は毎日欠かさず行っています。

     おじもがんばってくれていますが、毎日のことでもあり、とくに冬を迎えてからは雪や雨の日もあって疲れがたまっているようでした。おじは朝立ちが終わってからもさまざまな活動に熱心に取り組んでくれており、最近は顔色がすぐれないような日が多くなりました。このように、血縁ではありますが、おじには本当にお世話になっており、感謝してもしつくせません。少し休養してもらい、英気を養ってからまたがんばっていただこうと思います。それまで、1人で朝立ちがんばります。声援よろしくお願いします。

     

    <2月10日 義光おいちゃん>

     

    今日は奈多支部の会議がありました。支部長は、1月にご逝去された前奈多自治協議会の会長であった故藤尾義光氏でした。
     故藤尾義光氏は私の育ての親ともいうべき人でした。小さい頃から義光おいちゃんと呼んできましたので、ここでは義光おいちゃんと呼ばせていただきます。義光おいちゃんの家は私の家の真ん前であり、私の両親が共稼ぎだったせいもあり、生まれた時から泣き虫だった私を抱っこしてあやしてくれました。両親が不在の時、飴を喉に詰まらせた私を病院まで連れて行ってくれた命の恩人でもあります。そのため、今回、私の今回の挑戦に対して人一倍期待をしてくれていましたし、心配もしてくれていました。亡くなる直前まで「おまえの事務所はおんぼろだから、つい立なども揃っていない。俺が作ってやる。」といって一緒になって手作りの棚などを作ってもらいました。したがって、私の4月の目標のひとつが義光おいちゃんと祝いの酒を一緒に飲むことでした。
     その義光おいちゃんが急逝したという知らせを受けたときは言葉にできない驚きであり、立ち直れないほどのショックでした。みなさんの支えもあり、ようやく今では天国で義光おいちゃんに美味しいお酒を飲んで貰うためにも自分が頑張ることが何よりだと思えるようになりました。後任の支部長には、故藤尾義光氏の前に自治協議会長を務められていた藤尾治好氏にお願いして快く引き受けていただきました。藤尾治好氏からは「これから奈多校区は一丸となり、故藤尾義光氏との約束を果たすべく協力する」という有り難いお言葉をちょうだいしました。義光おいちゃんとの約束が果たせるよう気を引き締めてがんばって行きたいと思います。

     

    <2月11日 介護保険の相談>

     

    今日は、地域の方から介護保険についての相談が2件ありました。
     そのうちの1つは、糖尿病で体が不自由となり、お風呂に手すりをつけたいという相談です。介護保険では「住宅改修」ができます。バリアフリーなどの改修する目的であれば1住宅に1回限りの補助制度で20万円までの補助費が支給されます。対象となる工事は限られていますので、事前にケアマネージャーか区役所に相談することがいいと思います。
     ケアマネージャーは介護保険のサービス利用者の相談に応じて、介護サービス計画を立案する「介護支援専門員」のことです。地域包括支援センターや介護保険課で紹介していただくのがよいと思います。良いケアマネージャーに出会うことは良い介護保険のサービスを受けるためにとても重要です。
     介護保険のことについて分からないことやご相談があれば私のところまでおたずね下さい。よろこんでご協力いたします。

     

    <2月13日 朝の雁の巣レクレーションセンター>

     

    今朝は、火曜日なのに雁の巣レクレーションセンターで朝立ちしました。本来は月曜日なのですが、昨日が祝日だったため今日に変更しました。しかし、火曜日の雁の巣レクレーションセンターでは、私と同じように市政を志すある先輩が朝立ちでみなさんにご挨拶をされていました。私はその先輩を良く知っていましたが、火曜日に立たれているとは知りませんでした。なにか気まずい思いもあり、「一緒に立ちませんか」と声をかけましたが、結局、両者は交差点を挟んで声かけするようになりました。その先輩は後輩である私に負けてはならないと迫力のある声で挨拶をされていました。今日は私も負けないように頑張りましたが、これからも先輩に負けないように一生懸命声をかけたいと思います。

     

    <2月14日 バレンタインデーの思い出>

     

    今日はバレンタインデーです。世間では女性が好意をもっている男性にチョコレートをプレゼントする日となっています。しかし、私にとっては別な意味で忘れられない日です。実は1年前のバレンタインデーに、和白5校区(奈多・和白・三苫・美和台・和白東)の自治協議会長5人が私の家にお越しになられ、市議選への出馬を依頼されました。私にとっては驚きの出来事でしたが、地域のために役に立ちたいという思いで決心しました。こう書けば簡単に決心したように感じられると思いますが、実は決心するまでに紆余曲折がありました。自分の中にも「何で市役所を辞してまで挑戦しなければならないのか」という思いがなかったわけではありませんし、何よりも父は「お前たち夫婦のことはどうでもいいが、市役所を辞めて、子ども()はどうするのだ」と猛反対でした。結局、少々大げさかもしれませんが、
      ○時の運(年齢に40代であったこと)
      ○地の利(和白に生まれたこと)
      ○天の声(自治会長の依頼があったこと) 
     だと思い引き受けることを決めました。 そして、最後まで反対していた父も私の決心を聞き、「地域の皆さんがこんなに言っていただけるなら、がんばってみなさい」と応援してくれるようになりました。あれから、早いもので1年たちます。“地域の役に立つという決心”が実現するように今後も頑張っていきます。

     

    <2月15日 榎本先生と父>

     

    今朝、朝立ちの時にチョコを2個いただきました。一緒に頂いた励ましのお手紙で“がんばる勇気”がでました。1日遅れのバレンタインデーでした。
     本日、私の父の命の恩人である榎本先生の葬儀が執り行われました。もう15年近く前に、父は榎本先生に助けられました。その日の朝、父が血を吐きました。血が止まらず、すぐに先生のところに飛び込みました。日曜日にもかかわらずこころよく対応していただきましたが、胃カメラをのんでも出血しているところがわからず、血圧は50近くまで下がりました。父はまだ意識はしっかりしており、「どうなんだ」と周りに言っていましたが、予断を許さない状況でした。そのため、榎本先生は念のためといって かもりクリニックの家守先生に応援を依頼し、お二人で治療にあたっていただきました。そのおかげで父は快方に向かいました。あの時の先生の献身的な治療がなければ父は命を永らえていたかどうか分かりません。医院の方は息子さんが継がれるそうです。ご冥福をお祈りいたします。

     

    <2月17日 アメフト部の若者と>

     

    今日は、ある大学のアメリカンフットボール部のみなさんと話す機会がありました。その部は大学内で人気があり、九州リーグでも3連覇をねらうほどの実力もある部です。私も高校ラグビーをしていたおかげで、アメフトにかける若者の情熱が伝わり、すごく共感がもてました。
     そこで、これからの社会を背負っていただく若者に私の考えをぶつけてみました。今の人間関係が希薄となった社会ではチームスポーツで培った協調性が求められていること、そして、現在、社会問題となっている子どもの悲惨な事件・事故を防ぐためには、地域社会の連携が不可欠であり、その基盤がコミュニティである町内会や地域にあること、そのコミュニティづくりには部活動で培った人間関係を作る力が大いに役立つことなどです。アメフト部のみなさんは真剣な態度で話を聞いてくれました。このような若者ばかりなら日本の将来も明るいのではないかと感じました。アメフト部のみなさん、頑張って下さい。今秋の九州リーグの3連覇と打倒関西を期待しています。

     

    <2月18日 育成会活動と町内会>

     

    昨日から今日にかけて、ある町内の育成会会合や廃品回収で話をさせていただく機会がありました。そこでは、常日頃から私が一番気にかけている昨今の子どもを巻き込んだ事件・事故などについて私の考えをお話しをさせていただきました。
     それらの悲惨な事件・事故は人間関係が希薄化した社会に大きな一因があると思います。
    このような事件・事故から子どもたちを守る有効な手段の1つとして育成会活動などの地域活動があるのではないでしょうか。最近では育成会活動に参加されない家庭が増えてきたという話もよく聞きます。育成会活動で子どもの人間関係を築き、保護者同士のつながりもできます。子どもたちをしっかり見守っていくためにも地域の連携が大変重要になります。
     その活動の取りまとめをするところが町内会です。犯罪のないまちづくりのために地域の連携を行い、その結果、子どもたちを犯罪から守ることができるのです。町内活動というと少し古めかしい感じがしますが、昔のしがらみなどを排除して、防犯や防災、環境整備などの目的をもって取り組む活動なら、皆さんの賛同を得るものと考えます。私たちのまちです。私たちみんなで守りましょう。

     

    <2月19日 いじめ事件をなくすには・・・>

     

    今日、筑前町のいじめ自殺事件で、同級生5人がいたずらの限度を超えているとして書類送検や児童相談所への通告となりました。今回の措置についてはみなさんにはいろいろな考えがあると思います。尊い命が失われたことを鑑み、いじめを犯罪ととらえ厳しく罰すべきだというものから、いじめの実態がすべて究明されておらず不十分だというものまで・・・。ただ、警察は尊い命が失われたという観点から事件性を考え、事件当時14歳になっていた少年たちの罪について立件したものであり、彼らを今後どのように社会の中で立ち直らせていくかについては家庭裁判所などが中心となり、方法などを検討していくことになるでしょう。
     私はこの件について2つの大きな問題が残されていると思います。一つは、今回書類送検や児童相談所へ通告された子どもたちの問題です。彼らが今後どのように立ち直っていくのか、それについて地域の大人たちがどのような手助けができるのかです。この問題は今回措置の対象となった子どもだけでなく、事件がおこった中学校、そしてその地域の子どもたちをどうケアしていくのかと同じことだと言えます。
     もう一つの問題は、いじめ事件の「再発防止」であり、「いじめ根絶」に向けてどのように地域や学校で取り組んでいくかと言うことです。このような事件はわれわれの地域でも起こりえることであり、そのような悲惨な事件が起きる前になんとか手を打たねばなりません。私が常日頃から「町内会や地域の連携が重要です」と主張している理由は、このような事件から子どもを守るためには、大人同士のつながりや大人と子どものつながり、そして何より子ども同士のつながりが強まることがこのような事件を防ぐ有効な手だてであると考えているからです。お互い支え合っていける仲間がいることがいじめ事件をなくす第一歩にほかならないと思います。このように筑前町の事件はわれわれの地域へも大きな教訓を残してくれています。その教訓がまちづくりに生かされるようにみなさん一緒に頑張りましょう。

     

    <2月20日 安全運転第一で行きましょう!>

     

    2月とは思えない暖かい日が続いています。冬がこんなに暖かいと誰しも地球温暖化の影響を考えずにはいられません。われわれができることを地球温暖化防止のために少しずつでもやっていかなければとあらためて思います。毎日、いろいろなところにご挨拶に回っていますが、今日はとくに警察の取締りが多かった気がします。和白で言えば、和白中近くの三苫2丁目集会所前の交差点、旧三号線の下和白市営住宅前、美和台でもシートベルトの取り締まり、そして、アイランドシティでは速度違反を行っていました。そういえば、昨日は奈多の志式神社前で速度違反を行っていました。私の車は幸いにも軽自動車であり、あまり速度が出ないので安心です。私の知人が給料日のため防犯をかねて実施しているのだと話していましたが、信憑性はいまいちです。
     奈多の志式神社前は時速40km制限です。道路状況のわりに速度制限が厳しいのはこの道路が生活道路だからです。基幹道路と違い、本来地域の住民の方のための道路でありそのため、40キロ制限となっています。しかし、最近、トラックの往来が多くなっており、安全面から心配なところが出てきたという声が上がっています。アイランドシティからの道路でもあり、基幹道路と生活道路の役割を明確にし、地域住民が安心して暮らせるような整備が必要だと思います。みなさん、とにもかくにも自動車は凶器になることもあるので安全運転には気をつけて運転しましょう。

     

    <2月21日 高い介護保険料>

     

    京都市から福岡市へ引っ越してきた方から「国民健康保険や介護保険の保険料が高くなった」と相談を受けました。このようなことがなぜおこるのでしょうか。

     国民健康保険や介護保険は、市町村単位で運営されています。したがって保険料もその市町村によって異なります。私がまだ行政マンのときに保険料に興味があって調べたことがあるのですが、日本の中では保険料は西高東低の傾向があります。京都・大阪以西の西日本と北海道は全体的に保険料が高い傾向にあります。つまり、利用者や利用する頻度などが高いために保険料も高いのです。同様に、病院数・医師数も多い傾向にあります。一時期、本当に真剣に考えたことがあり、このような傾向があることに気づきました。みなさん、参考になったでしょうか。

     

    <2月22日 忙しさにかまけて>

     

    中学・高校時代の親友のお父さんが亡くなりました。その親友とは中学・高校時代も仲が良く、家族ぐるみでお付き合いをさせていただきました。お父さんは本当に温和でやさしい方でした。8月に危篤の知らせを聞いてびっくりしていましたが、その後持ち直していると聞いていました。なんとか4月に良い報告ができればと思っていましたが、残念なことになってしまいました。

     その親友は一人っ子で、現在、東京で会社を経営しています。そのため、昨年の8月に知らせを受けた時に、万が一の時は親友が東京から帰るまでの間は、私が取り仕切りをするとおばさんには伝えていました。しかし、忙しさにかまけて、それができませんでした。本当に残念です。今までのご恩返しの意味をこめて、今日は通夜の受付を担当させていただきました。ご冥福をお祈りいたします。

     

    <2月23日 月曜会>

     

    毎週、月曜日と木曜日は、地域に住んでいる同級生や友達が集まってこれからの応援について話し合いをしています。みんな仕事があるため、いつも夜8時から行っています。みんなはこの会合を月曜会と呼んでいます。そこで出される助言や苦言は私の活動をより有意義なものにするために大変役立っています。私のことを本当に心配してくれる仲間ばかりで、これからも私の大きな支えとなってくれると思います。
     まだまだ未熟な私の「志(こころざし)」を受け止め、応援していただける方は月曜会に参加されませんか。みんな気さくで面白い奴ばかりです。これからも若い方の自由で斬新な意見を吸収しながらがんばって生きたいと思います。

     

    <2月24日 飲酒事故>

     

    元市職員として・・・
     今日は夜8:00から防犯パトロールがありました。和白・三苫・美和台・和白東校区の関係者が2班に分かれてのパトロールです。私は新宮駅方面の担当となり、東署の防犯担当係長より指示を受けながら実施しました。総勢20名近くの方々とゲーム店やビデオ店などを見て回りましたが、幸い未成年者がいなくてほっとしました。店の店長などに未成年者への対応などの注意をお願いして帰ってきました。
     また、今日は飲酒運転で逮捕された福岡市の職員が留置所で亡くなるという事件が起きました(亡くなられた方は2年前から依存症で休職されていました)。私は昨年の五月まで福岡市役所に勤務していたので、多くの職員が真面目に市民の期待にこたえるように努力していることを知っています。しかし、飲酒運転が許されるわけではありません。とくに、昨年八月に起きた市職員による飲酒運転事故は全国へ衝撃を与えたことはみなさんもご存じだと思います。
     本来、人間社会は人間が幸せになるためにあるはずです。自動車は人間が幸せな社会を築くための一つの道具であり、その自動車が飲酒によって人間の生命を危険にさらす凶器に変わることはあってはならないはずです。考えると、通学路の安全を意識しなければ確保できないのですから、飲酒によりどのように危険になるかはどのような人でも分かるはずです。このような事件・事故は一刻も早く無くなるようにみんなで取り組んでいきたいものです。

     

    <2月27日 有料老人ホームについて>

     

    今日の新聞に有料老人ホームについての記事が出ています。有料老人ホームには「住宅型」「介護型」「健康型」の3つの分類があったと思います。福岡県内の施設で「介護型」であれば介護保険が適用されます。

     現在、問題となっているのは、届出がされた本当の「有料老人ホーム」でなく、その名を借りた「高齢者アパート」のようなものです。法の規制を受けないため、どのくらいあるのか、どのような運営がされているのか実態は不明です。昨年の介護保険法の改正の時に規制をかけようとしましたが、規制すると施設増加に伴う費用負担が発生するため、掛け声だけで終わったようです。なんと情けない話でしょうか。人の命がかかっているのに・・・・。

     実態不明の「高齢者アパート」については、法規制を行う手段を考えるべきです。判断能力が劣りがちとなる弱い立場にある高齢者を守る必要があります。

     

    <3月2日 ある介護保険事業者の悩み>

     

    以前、ある介護保険事業者の方が応援に来てくれました。この方は、今の介護保険が利用者のためにうまく機能せず机上で考えられていることを嘆いていました。そして、事業者間の足の引っ張り合いが多いことも嘆いていました。

     どうしてこのようなことがおこるのでしょうか。一つ目には、介護保険ができてまだ間もないことがあります。2000年に制度ができましたが、不備な点が多いこともあり、介護保険は走りながら運用すると言うキャッチフレーズで始まりました。先進国であるドイツの制度を模範していたと記憶していますが、日本の風土になじみにくい点もあり、制度の見直しが昨年ありました。その改正も不満が多いことは以前述べたとおりです。

      二つ目には、介護保険が民間活力の導入を取り入れた点です。本来、市場機能が発揮され、悪い事業者は淘汰される仕組みを考えたようですが、福祉という観点と営利主義という考えは本来馴染みにくいものです。それがうまく機能せず、詐欺事件等の不正が多くなっています。今回は、事業者間の足の引っ張り合いが多いことですが、本当に高齢者のことを考えないとはなんとも嘆かわしいしだいです。

     応援にきてくれた介護保険事業者は介護保険の行く末を心配され、高齢者のためには事業者間の連携が必要であることを強く考えておられるようで、同じ考えの事業者間の連携を図るべく、会を立ち上げる予定とのことでした。事業者間の連携とは、例えば、ホームヘルプ利用希望者が希望する事業者が満杯で利用できない場合は、連携している事業者を紹介できるようなシステムを作ることです。これなら安心して利用でき、悪徳利用者を排除できると思います。

     このような考えをお持ちの良心的な事業者が今後増えていくように、私も協力していきたいと思いました。

     

    <3月3日 変革・・・そして新しい風>

     

    本日、歯科医師会の推薦を頂き、責任の重さを一層感じるようになりました。

    現在、4月の統一地方選挙を前に福岡県知事選や東京都知事選のニュースが新聞紙上を賑わしています。そこでは党派の推薦を受けないことで無党派層の取り込みができるなどと書かれていますが、皆さんはどう思われますか。

     私は地元の代表として、市民の声を市政に届けたいと考えています。私自身が東区の変革を求める人間として、東区に新しい風を起こしたいと思っています。ただ、市民みなさんの声を少しでも実現させなければ元も子もありません。そのためには、政権与党である自民党が一番実現の可能が高いと思っています。『変革』・・・そして『新しい風』は自民党と相容れないのでしょうか。私はそうは思っていません。賛否両論あるにしても、現に前小泉政権は最も「変革」を成し遂げた政権であることには間違いないでしょう。

     宮崎県知事選などで見られた新しい風を求める市民の方向性は、福岡県や東京都でどのような風をもたらすのでしょうか。

     

    <3月5日 伝統校のしきたり>

     

    今日はPTA会長をさせて頂いている和白小学校で総会がありました。戦後、アメリカの指示によりPTAは始まったということは皆さんご存知だとおもいます。当初は、戦後の貧しい社会での「教育環境の整備」として、国の予算では足りない学校の設備などを提供する役割が強かったと言われています。

     現在は義務教育は国や地方の財政負担で行うことがきちんとできていることに加え、社会状況の変化や個人の価値観の多様化なども加わり、PTAの役割もだいぶ変わってきたと思います。そのためでしょうか、PTA離れも進み、役員や運営委員の引き受けても少なく、いつも人選で困っている状況があります。

     私は会長一年目でわからない点がありましたので、できることから一つずつやって行こうと思い、一年間取り組んできました。そして、できるだけ役員の負担を減らすように時代の変化で不要な事業などは見直しするように努めました。

     私が和白小学校は福岡市内で最も長い歴史をもつ小学校の一つです。いわゆる伝統校らしく、昔ながらのやり方を守っていることも多くあります。その中の一つに、PTA会費の現金納入がありました。私は昨今の子どもを取りまく情勢を考えると、子どもに現金を持たせることは非常に危ないことだと思います。そこで、できることの一つとして、今年から銀行口座の引き落としを実行しました。これには少なからずご批判の声もあるようです。しかし、伝統校だから昔のやり方を守る・・・。「伝統校だから」という理由だけだとしたら少しおかしな気がします。伝統校は模範を示す学校として生まれ変わるようになるべきではないでしょうか。

     

    <3月6日 これからの教育>

     

    先日、東京都東大和市の障がいをもった少女が市立小学校へ入学を許可されたことがニュースになりました。当日のTVニュースでは少女が満面の笑みをたたえてインタビューに答える姿が流されていました。

     世の中にはさまざまなハンディキャップをもった子どもたちがいます。どの子どもも、また、その子の親も他の子どもと同じように学校へ通って勉強がしたい、させたいという希望をもっています。その希望に応えるように来年度から学校では特別支援教育というものがスタートするそうです。原則的に、本人の障害の状態を踏まえて、保護者や本人の希望を受け入れながら、特別支援学校(従来の養護学校)、特別支援学級(従来の特殊学級)、そして普通学級で学ぶこと(個々に応じた教育サービスを受ける)ができるそうです。

     はたして現実には理想的に特別支援教育が機能していくのでしょうか。私は現段階ではなかなか上手く機能することは難しいと思います。それは、人・施設・金の面で残された課題が大きいからです。

     まず、個々に応じた教育サービスを展開していくにしては現在学校に配置された先生の数が少なすぎるように思います。もちろん、勤務状態で問題のある先生もいるでしょうが、多くの先生は一生懸命やっており、手一杯になっているのではないでしょうか。二番目に、施設の問題です。学校に行くとよく分かりますが、ほとんどの学校はバリアフリーとは無縁の世界で建てられています。たとえば、歩行が困難な子どもが普通学級で学ぶためにはエレベーターがないかぎり、1Fのフロアに学習場所が限られます。これでは“他のみんなと同じように”ということが最初から制限されているわけです。そして、これらの問題は「お金」の問題です。人と施設に当てられている予算が現状の段階では十分な個々に応じた教育サービスを展開できるとは思いません。

     まずは、「国家百年の計」を担う教育にしっかり予算をつぎ込み、誰もが満足できるような教育環境を作っていくことが大切ではないでしょうか。

     

    <3月7日 ある昼食会>

     

    真冬に戻ったような寒さが続いていますが、みなさんは風邪などひかれていないでしょうか。明日までは寒さが続くと天気予報でも言っていますので、くれぐれも体調管理に気をつけて下さい。

     今日はある会社の昼食会に出席しました。私も会費を払って一緒に食べました。そこで、会社の皆さんからの質問を受けました。私の大きなテーマである「まちづくり」の進め方について多くの質問がありました。みなさんからも具体的に「歩道の整備」などの提案がなされたり、私の市役所時代のことも聞かれたりしました。また、市役所時代の印象に残った仕事は?と聞かれ、秘書をさせていただき市政が良くわかったことや、介護保険で締め切りが間近で徹夜の毎日が続いたなどを答えさせていただきました。私自身が自分自身や自分の半生について振り返ることができ、楽しく昼食をとることができました。あらためて、自分の使命は市役所での経験を生かして、市政とのパイプ役やチェックすることだと思いました。

     

    <3月8日 あと1か月>

     

    ついに、私の挑戦の日まで残り1ヵ月となりました。本日は1ヵ月前ということで拡大役員会議を行い、100人以上の方に出席していただき、今後の活動方針を確認しました。そこでは大変厳しい状況が続いていることが報告され、対応を協議しました。そして、最後はみんなで一生懸命に取り組んでいこうと一致団結を確認しました。本当に引き締まった会合でした。あと1ヵ月・・・・気を引き締めて頑張ります!

     

    <3月9日 留守家庭子ども会の無料化の否決>

     

    みなさんは新聞報道などで福岡市市議会で市長の公約である留守家庭子ども会の無料化の条例案が否決されたことはご存じだと思います。私は、昨日の拡大役員会議の時、自民党の川口議員から否決の方向で進んでいる旨の報告は受けておりました。

     否決の理由は、受益者負担という負担の公平性の観点からです。すでに所得の低い方に対する配慮として減免の措置も設けられており、高所得者の対する配慮としてはそれほど必要ないのではないと考えます。そして何よりも、留守家庭子ども会は利用者に対してのみ負担を求めるものです。これは負担の公平性とよばれ、利用者が限定され、さらに利用者そのものが税金での便益を受ける場合、利用しないものからの不公平感から一部負担を求めるものであり、税金が公平に使われるように配慮したものであります。すべての方が利用する留守家庭子ども会であればこの問題は発生しません。

     私は今回の有料化を負担の公平性の観点を踏まえて考えることは重要だと思います。しかし、以前にも述べたとおり、利用するものが利用料を払うことによって、当然の権利として時間延長やフレハブ施設などの劣悪な環境の改善を行政へ要望する意識が高まったことがより重要なことではないでしょうか。

     

    <3月11日 防災訓練>

     

    今日はある校区の防災訓練がありました。一昨年の震災から2年がたとうとしていますが、最近でも団地で火災事故が発生し、尊い命が失われることがありました。この時期に防災訓練が行われること自体も良い事だと思いますが、なにより一番は地域で取り組む姿勢のすばらしさだと思います。行政や企業などの行う定例的な消防訓練が慢性化しているのに比べ、住民意識の高さが光った訓練でした。これからの防災・防犯は地域力を有効に活用して行うということを十分実践したものであり、皆さんの見本となるべき活動でした。

     何もおこらず、安全に生活できることが一番ですが、何かの時に地域全体でしっかり備えておくことは大切なことだと思います。

     

    <3月12日 うれしい悲鳴>

     

    今日は朝5時に起きて、6時にある企業の朝礼をさせていただきました。そして、6時半から雁の巣レクレーションセンター前で奈多校区の自治会の皆さんと朝のご挨拶に立ち、8時からある病院の朝礼に参加しました。その後も挨拶まわりをさせていただき、帰ってきたのはついさっきの午後9時でした。朝・昼・夜とも食事もままならない状況でとても大変でしたが、でもうれしい悲鳴です。あと少しです、がんばっていきます。

     

    <3月13日 政務調査費は高いのか>

     

    「政務調査費は高いか」というアンケート調査があるところからありました。政務調査費は議員としての政治活動における必要経費と思いますが、まだ経験していないので高いのか低いのかはよくわからないのが今の心境です。

     回答では、「低い方が良い」と答えるのが市民受けすると思いますが、本来議員としての活動ができるとすれば、必要な経費は計上されるべきだと思います。首長や議員が自分給与はいらない・ボランティアでいいと言う方がいらっしゃいますが、そうすると経済的に余裕のある方だけしか首長や議員になれないことになります。昔は金持ちしか議員になれなかったことや、また、不正を起こさないようにお金の心配をなくすために議員の給与等が保障されていると言われています。

     弱音を吐いているととらえられるかもしれませんが、私は市役所を退職してしまったために本当は明日の生活にも困る状況です。しかし、地域の皆さんのお役に立ちたいとの思いでがんばって行きたいと思います。

     

    <3月14日 贈る言葉>

     

    明日は中学校、明後日は小学校の卒業式です。今、卒業式の祝辞を考えていたところですが、なかなか良い「贈る言葉」が見つかりません。私はこれから大きな夢を抱いて進んでいく児童に対して、前向きの言葉を贈りたいと思っています。人間関係の希薄化した難しい世の中になりつつありますが、子どもは未来をしっかり切り開いてもらいたいものです。願わくばこの希薄化した人間関係をうまく乗りこなしていくだけでなく、人と人がしっかりつながった明るい社会を築いて欲しいと願っています。

     教育論になりますが、道徳心や思いやりなどの人間教育を、学校・地域そして、家庭でもう一度やり直す時期に来ているのではないでしょうか。教育は国家百年の大計というように、すぐには解決しないこともわかっています。いっしょに地道にやっていきましょう。

     

    <3月16日 市の行政裁量>

     

    今日は介護保険事業者の会合がありました。200人近い方が参加されていました。これはすごいことだと思います。市のサービス公社の主導による事業者協議会がありますが、民間だけでこんなに集まることは予想を超えたものでした。

     その会合で、私は市役所時代に十分できなかったことを2つのことを申し上げました。

     一つは、保険者判断と呼ばれる「市の行政裁量」です。市で判断してよいか悪いかを行うものです。国に方向性の判断を仰ぐのですが、国も今日は悪くても明日は良いとの指導ぶりがあり、判断したことをペーパーにすると活字が一人歩きするため、市の問答集は出せないとのことでした。私は回答が変わったら、それを情報公開すべきだと当時考えており、公開準備をしていたところで市役所を退職したために悔いが残っています。これは事業者にとっても、市にとっても良い事だと思うのですが、今後は立場を変えて強力に推進していきたいと思います。

     もう一つについては後日述べることにします。

     

    <3月17日 政務調査のアンケート>

     

    現在、社会的に関心の高い政務調査費について、新聞にアンケート調査の結果が載っていました。アンケートの調査対象は私のような市政を志す者でした。中には、政務調査費は不要であるとの新人の意見もありましたが、見直しという意見が過半数を占めていました。この問題は福岡市だけの問題ではありません。したがって、私は政務調査費については、「国等での議論を踏まえ、必要な額とすべきと思いますが、新人で経験がないため、必要な額についての回答は控えさせて欲しい」と答えました。市民の関心が高い問題なので、今後しっかり勉強して市民のみなさんが納得いくようなものにしたいと思います。

     

    <3月18日 再び・・奈多松林>

     

    奈多の植林会というのがあります。奈多・三苫に松を植林しています。皆さんは奈多.三苫の松林が何もしなくても育っていると思っていませんか。日頃より、植林会の方が手入れをされ、現在の状態を保っていることは以前にも述べました。

     この松林は、400年の前の黒田長政によつて植林されたのが始まりといわれています。玄界灘の荒波による風からこのまちを守っています。私は400年前には人工的に人に役立つための自然でも、今では自然ではないでしょうか。人に役立つ自然は、私の言う「自然と調和したまち」の原点です。400年たって本当の自然となった奈多・三苫の松林と同様に、今、50年・100年先の未来の子どもたちに感謝される自然を、私たちは残していかなければならないと思います。

     

    <3月19日 塩浜新開の区画整理>

     

    私は“自然と調和したまちづくり”を「もつと素敵なまちへ」の課題としています。現在、塩浜新開の区画整理が諸般の事情により止まっています。塩浜新開といえば、和白干潟に隣接する場所であり、貴重な自然が残されているところです。また、この干潟に隣接する場所に松の植林の式典がありました。450本のスーパー黒松を植えました。

     塩浜新開の区画整理は東区・和白を変えていくものになるのではないかと考えています。そのためにはしっかりとしたグランドデザインを必要とします。運動施設などの公共施設の誘致も考えられますが、和白干潟などの貴重な自然との調和を基盤にした「野鳥が来る町」としての再開発が考えられるのではないかと考えています。そして場合によっては駅の移転を検討も必要になってくるでしょう。検討しなければならないことは数多く残されていますが、基本線をしっかり定めてまちづくりを進めていく必要があると思います。

     

    <3月22日 遅れた東区の開発>

     

    福岡市役所のある方と話す機会がありました。その局長さんは「東区はどうも開発が遅れている。開発というと誤解を招くかもしれないが、どうも市のマスタープラン(将来図)では、東区に病院などの公共施設が少なく、迷惑施設と呼ばれるものが多く配置されている。」と言われていました。

     なぜ、東区がこのような特性になってしまったのでしょうか。しっかり分析する必要がありますが、開発が遅れている(自然が多い)から迷惑施設を持ってくるという発想なら断固意見を言うべきです。なお、局長さんは「新しい市長は開発はNOだから心配しないでいいよ。」と付け加えてくれました。

     私は無用な開発には当然NOですが、必要なインフラ整備(アイランドシティへの子ども病院の移転や青果市場の移転)は進めるべきだと考えています。人・経済は生きものです。必要なインフラ整備までNOであるならば、発展(=呼吸)できずに経済(=)は死んでしまう気がします。

     

    <3月24日 残りわずかとなりました>

     

    私の市政挑戦に向けて残りわずかとなりました。今までに、このブログで述べたことは私の感じたことであり、素直な気持ちです。政策というほど完成されたものになってはいませんが、考えたことや感じたことを基本にして、人間で言う、骨格、そして血や肉をつけ、政策まで仕上げていきたいと思います。皆さんの意見もせび取り入れたいと思っています。このブログは3/29で一旦中止する予定です。それまでに皆さんの意見をいただければ幸いです。

    私の選挙に至るまでの心の葛藤です。いつまでもこの初心を忘れずに

    今までありがとうございました。

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